みなさんこんにちはかるたです。いよいよ今週から4月。いろいろと世の中が慌ただしいですが、この4月から晴れて公務員という方もいらっしゃるのではないでしょうか。今日は、町役場職員の新人研修ってどんな感じ?というテーマでお話ししていきたいと思います。
入庁し次第、即業務!
あれ、研修は…?残念ながら、基本は即業務です!とは言っても、右も左も分からない新人さんですので、OJT形式での研修。まあ、OJTと言えば多少は聞こえがいいですが、要は見て聞いて覚えろっていう昔ながらのスタイルですので、誰と仕事をするかによってかなり状況は変わってきます…。もちろん、町役場の職員はOJTをする側の研修なんぞ受けておりませんので、その人その人のオリジナルな教え方。新人の皆さまには、いろんな人に幅広く聞いて自分にとって有用な情報のみを取捨選択していく技能が求められています…。
町役場の場合は職員の数もかなり限られてきます。と、なると役場に2~3年も務めれば、誰が仕事ができて、誰が仕事ができないか、そんな話はみんなが知っている話。自分が教わっている人が、他の職員からどういった評価を受けているのかによって、どの程度信頼していい話なのか、真に受けて良い話なのかを量るバロメーターになります。自分が配属された課を飛び越えて、いろいろな情報を収集するのがオススメです。ちなみに情報収集先は総務や政策、財務部門といったできる人が集まるところがベストです。ただその場合も、あまりおしゃべりな人は避けましょう。変な噂をたてられては仕事もやり辛くなりますからね…。
他自治体との合同研修
残念ながら、新人研修のメインはこれ。市町村は市町村共済組合というものを合同で運用しておりますが、その中で研修も一斉にやってしまおう!なんてものがあります。そこでは数日間泊りで、公務員とは、行政とは、自治体の役割とは、なんてお堅い座学形式のお勉強もすることなります。ただまあ、4月にやることは無いですかね…。すこし落ち着いた6月とか9月とか、人によっては1月になることも。私は、11月頃でした。そしてまあ、実務にはあまり直結しないのでそこまで役には立たなかったかなぁ…。
また、新人研修以外にも多くの研修を行っています。例えばword,excel,powerpointなんかのOA研修に、クレーム研修、政策法務研修なんてものまで種々さまざま。町の研修担当課を通して募集することもあるので、積極的に参加してみましょう。(主担当業務ができてしまうと行き辛くなってきますので、行きたいものはお早めに。)
そもそも研修は必要か
そもそも、と言う話を最後にしてしまって申し訳ないですが(笑)研修って受けてよかったかどうか、たまに考えることがあります。
と、いうのも私も基本OJTで職場に慣れていきましたので、研修と言う研修はあまり受けてこなかったのです。いきなり、実務を教えられては、分からない、難しい…と悩んだこともあり、当時は「何で研修無いんだろう」とか「研修して教えてくれればいいのに!」って思っていました。
けど、いざ研修に行ってみても、自分の実務に直結するようなお話というものはないんですよね。ものすごく一般的で、ものすごく全体的で。もしくはものすごく深堀して、ものすごく考えさせられて、といったもの。何も知らない中で受けるものでもないな、とすら思いました(笑)
むしろ、実務に慣れてきたころに研修を受けてみて、「ああ、これってこういうことだったんだ。」とか「他自治体ではこんなことやってんだ。」って知ることの方がとても有意義だったのかなあなんて、今となっては思います。
「大手企業では接遇(CS)研修をまず1か月間やるのが当たり前!公務員は遅れている!」なんて話も聞きますが、「必要性は職種によって異なります。」というのがベストアンサーです。研修がないからなんて不平不満を言わず、まずは出来ることを増やしたり情報収集したりしてみるのはいかがでしょう。公務員とは、という知識ももちろん大事ですが、それよりも町の事をちゃんと知っている職員を町民の方も望んでいるはずですよ。
ということで、今日は少し真面目に研修のお話し。4月1日から公務員になられる方のこれからに、幸多からんことを。
それでは、また。
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