【令和3年度最新版】行政職地方公務員（一般市職員）の学歴別職員数。高卒は肩身が狭い？

人事部

2022.08.23

就職先として人気の公務員。個人的には、地方公務員職員といえば一般市の方々を思い浮かべます。とは言っても市の中でも規模はまちまち。北海道歌志内市は人口3,000人未満ですし、政令指定都市ではない鹿児島市の人口は59万人以上…！それぞれの市によって採用者の学歴割合が全然違うとは思いますが…全然あくまで参考程度にご覧いただければと思います。

令和4年6月に刊行された、令和3年地方公務員給与の実態から、検証してみました。公務員を目指している方で、学歴が気になっている方のお役に立てば幸いです。ちなみに、ここで記載している学歴とは、最終学歴ではなく、給与決定上の学歴ということですので、ご了承ください。

始めに、令和3年4月時点で採用1年未満の一般市職員（一般行政）の人数を見てみます。

学歴別令和3年4月時点で採用1年未満の一般市職員（一般行政）人数
学歴別採用10年以上15年未満の一般市職員（一般行政）人数
学歴別一般市職員（一般行政）人数

学歴別令和3年4月時点で採用1年未満の一般市職員（一般行政）人数

学歴	人数	割合
大卒	5,040人	79.71%
短大卒	322人	5.09%
高卒	961人	15.20%
中卒	0人	0.00%
	6,323人	100%

高卒の割合は約15%。思っていたより、大卒の採用数が多いです。

次に10年以上15年未満の中堅職員を見てみましょう。年齢幅は28歳ぐらいから38歳ぐらいまでと推察されます。

学歴別採用10年以上15年未満の一般市職員（一般行政）人数

学歴	人数	割合
大卒	39,915人	86.44%
短大卒	2,270人	4.92%
高卒	3,986人	8.63%
中卒	5人	0.01%
	46,176人	100%

他の地方公務員と違って、更に大卒の人数が増える結果となりました。今回の調査ではこれが意外な点でした。

最後に全一般市職員（一般行政）の人数を見ていきましょう。

学歴別一般市職員（一般行政）人数

学歴	人数	割合
大卒	250,601人	72.06%
短大卒	31,724人	9.12%
高卒	64,931人	18.67%
中卒	531人	0.15%
	347,787人	100%

全職員で見てみると、高卒の割合が増えました。が、それでも政令指定都市より割合が少ない結果に…！（政令市は23.25％）全職員数で見たときに、唯一高卒が2割を切りました。個人的には一般紙は高卒も多く採用しているイメージでしたが、政令指定都市未満という、驚きの結果となりました。

一般市行政職以外にも、都道府県職員一般職、警察職、政令指定都市や、特別区、一般市、町村別にも学歴別職員数を調べてみましたので、気になる方は以下からご覧ください。