みなさんこんにちはかるたです。今日のテーマはコマンドプロンプト。黒いあのマニアックな画面です(笑)私はシステム課に数年所属していましたので、先輩やベンダーに教わりながら、何となくコマンドプロンプトを使用していました。そんな私がよく使っていたコマンドを紹介します。
使用するタイミングは大体が機器のトラブル時。機器について調べたいときやどこまでは疎通可能なのか切り分けする際に使う、いわゆるネットワーク系コマンドを主に使います。
システム課に配属となった方や、システム課ってどんな知識が必要なの?って人の参考になれば幸いです。
ping 「機器のIPアドレス」
使うとき:対象機器がちゃんと通信可能な状態か確認したいとき。
「ピング(ピン)」と読みます。対象機器がちゃんと通信可能ならばその機器から応答があります。
例えば、プリンタに印刷指示が飛ばないときに、プリンタまで通信が行くかどうか調べるため、プリンタのIPアドレスを指定してpingコマンドを使用します。機器の障害時の切り分けに使ったり、新しい機器を導入した際の疎通確認に使用します。ちなみに読み方は「ピン派」と「ピング派」に分かれるようですが、私が今まで会ってきた人はみんな「ピング」と呼んでました。
nslookup 「IPアドレス」or「機器の名前(FQDN名)」
使うとき:機器名からIPアドレスを調べたい、もしくはIPアドレスから機器名を調べたいとき
「エヌエスルックアップ」と読みます。IPアドレスから機器名を調べられるので、そのIPアドレスがどの機器に振られているのか調べられます。対象機器があれば、DNSサーバが答えてくれます。
町役場にもけっこうな数の機器がありますので、あれ、このIPアドレスって何だっけってなることが結構多いのです(笑)そんなときに使います。機器名からなんの機器かすぐに判断できるように、ベンダーさんに機器にはちゃんと分かりやすい名前を付けてもらいましょう。
ipconfig
使うとき:使用機器のIPアドレスやデフォルトゲートウェイを知りたいとき
「アイピーコンフィグ」と読みます。
町役場にはインターネット系や住民情報系、LGWAN系など、複数のネットワークが存在しています。ネットワーク毎にIP体系が異なりますので、機器のIPを調べてちゃんと接続できるアドレスが振られているか調べることがよくあります。有名なコマンドなので知ってる人も多いのではないでしょうか。
tracert 「トレースしたいアドレス」
使うとき:対象のアドレスまでのルートを調べたいとき
「トレースルート」と読みます。
tracertも対象機器までの通信が行えない時に活躍します。対象機器まで通信を届けようとしている機器の一覧が見えるので、どこまでは通信してて、どこから通信できないのかという切り分けをすることができます。
ということで今日はコマンドプロンプトを使ったネットワーク系コマンドのお勉強でした。システム課に配属となった際はぜひマスターしてみてください。
それでは、また。
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